2009北海道ツー4 ついに晴れの道東へ

 

能取岬という場所がある。網走から海沿いを北上して、能取湖沿いを南に戻る周遊道路からそれて岬へ向かう1本道が、最後にまるで海に吸い込まれていくような感じでとえもよい。

左が今年、右は2年前にタイガーで行ったときの写真。晴れの道東といいつつ、実は朝はまた曇りだった。結局今回の北海道は、晴れとは言え朝は10時くらいまで薄曇りというパターンから抜けることができなかった。

といったところで、この日はあちこちぶらぶらしたのでつらつらと。

 

女満別のR39沿いから見られる丘。駐車スペースもあって、撮影ポイントとなっているようだ。丘といえば美瑛が有名だけど、このあたりの風景もなかなか。こういうのを見ていると、丘の向こうはどうなっているんだろう、とつい気になって行ってみたくなる。

で、行ってみたｗ

 

見渡す限りずーっと続いてる畑の横の道にちょっとおじゃましてパシャリ。

この後はR243を南下して美幌峠(霧で真っ白、何も見えなかった）を経由して屈斜路湖へ。途中で女満別空港にちょっと寄り道。道内では空港の側に行ったときは寄り道するようにしている。好きだからね。

 

今までに稚内、旭川、紋別、中標津と行って、今回はこの日の女満別のほかに釧路と帯広にも。千歳は出張や旅行で何度も行ったし丘珠も横を車で通ったので、これで道内で残るのは函館だけ。

屈斜路湖では北岸の屈斜路湖湖畔林道を走ってみる。入り口からちょっとのところに比較的新しいと思われる熊の糞がおちてたけど、車のタイヤで踏み潰された形跡があるのでまあ大丈夫でしょう。といいつつ実はかなりおっかなびっくりだったのは内緒だ。

水面が近くてとても雰囲気がよい。けど前を鹿が横切ったりのお約束もあったり。10数キロをゆっくりと45分くらいかけて走り、K102～R391で川湯温泉の駅へ向かう。

ここの駅は18きっぷのポスター撮影地なのだ。22年前に周遊券で旅行したときに、ここを通って釧路へ向かう鈍行列車に揺られたはず。

空が晴れて、ぐんぐん気温が上昇。もう本当に暑かった。Tシャツ＋メッシュジャケでも停まっているとつらいくらいだ。こういうときは温泉！てことで川湯温泉の公衆浴場でひとっ風呂。

小奇麗な絶景露天風呂もいいけど、こういうところでちゃちゃっと汗を流すのがいいのだ。この後は、屈斜路湖畔は実はあまりちゃんと立ち寄ったことがなかったので、和琴半島まで行ってみた。

湖に突き出た半島を１周する遊歩道は、暑いのでスルー。有名な湖畔のキャンプ場だけチェックして先へ・・・と向かったのは900牧場と多和平。

多和平もすっかりメジャーになっちゃって、観光バスが何台も停まってた。ここのキャンプ場には一度泊まって星空を眺めてみたい。が、どうせ今日も夜～朝にかけて曇るので、パス。

 

K885～K150の直線道路を繋いで、今日は中標津泊。中標津といえば回転寿司のすしロードが有名だけど、暑くてあちこちで牛乳やらソフトクリームやら食いすぎて食欲なかったので、マルエー裏の近くにある中華屋で晩飯。ここも3度目かなぁ。おじちゃんおばちゃんと道内の不安定な天気について話しながら野菜味噌ラーメン＋ビールで満腹満足。

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2009北海道ツー3 オホーツクの海

 

毎年上陸して最初に目指すのが最北端なのには理由がある。

宗谷岬で記念写真・・・は一度しかやったことない。宗谷丘陵と、猿払～浜頓別のオホーツク海沿いや少し内に入った広大な牧草地が、大好きなのだ。

朝、稚内から海沿いの国道を宗谷丘陵に向かって走る。天気はうす曇。が、丘陵の中は残念ながら朝霧が抜けていなかった。

 

有名な「白い道」は、未舗装の道路に砕いた貝殻が敷き詰められているんだけど、太陽が出ていると光が反射して本当に真っ白に見えてきれい。

だったはずｗ

朝起きて晴れていたら、今日もこの辺に泊まって道北をブラブラしようと思っていた。しかし丘陵内で時間を過ごしてもなかなか晴れてこないので、今年はあきらめて先へ行くことにした。また来年くればいいや。

ここはあちこちで鹿の群れが見られる。ずっとこっちを伺って、ある程度近づくとピョンピョンと跳ねるようにして遠くへ去っていく。

宗谷岬へと降りて、ふたたび国道を南下。猿払の牧草地で、車の轍がある場所にちょっとだけおじゃましたり。

 

浜頓別からはエサヌカ線へ。

ここは昔偶然見つけた場所なんだけど、最近ではツーリングマップルでもお勧めルートになるくらい有名になった。今日も行ったら先客がいたし、自分が写真撮っている間にも何台ものバイクが通り過ぎた。

ところどころ雲の切れ間も見えて、路面に影が映るようになった。

浜頓別で再びR238に合流して、さらに南下を続ける。毎回通るお決まりルートなので地図も見ずに走っていたら、行こうと思っていたケモマナイ林道をすっかり通り過ぎてしまっていた。来年はクッチャロ湖畔のキャンプ場に泊まってこのあたりをブラブラすることにしよう。

とにかく同じ景色が延々と続くR238を我慢比べのように走り続けて、次に向かったのはコムケ湖北岸の林道。

海と湖のわずかな隙間に張り付くように走る。ダートとはいえよくこんなとこに道を作ったなぁと思う。

その後はなんとなく惰性で走り続けてしまい、どこに寄り道するでもなく網走へ。天気予報を見ると今日と同じでやはり朝方は曇りのようだが、日中は好天になりそう。道東は一昨年来たときに天気が悪くてほとんどスルーしてしまったので、楽しみだ。

朝から晴れてくれないとテントがなかなか乾かなくてイヤなので、今日もユース泊(網走流氷の丘YH)。なんだかキャンプスイッチが完全にオフになってしまった。せっかく夕焼け見られそうだったから呼人浦のキャンプ場行けばよかったなぁ、と今になって思うけど。

ユースではフランス人の親子3人と夕食のテーブルが同じだった。というか夕食頼んでたの自分を入れてこの4人。下手糞ながらも、お互い英語が話せてよかった。てゆーか、14、５歳くらいの娘さんちょーきれい。フランス人形のようってのはああいうのを言うんだろうな。

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2009北海道ツー2 北へ！

苫小牧に上陸した翌朝。いよいよ今日からが北海道ツーリングの本番。

・・・・が。

いきなりの雨スタートorz

ホテルの天気予報を見ると、どうやら道北に行けば2日後あたりに天気は好転するらしい。

R235から、K74,K59を繋いで日高国道(R237)でひたすら北上する。雨さへ降っていなければK131からK610のダートでR274と思ったんだけど、ここは素直に国道で。

金山峠を越えたあたりでどうにか雨はやんでくれたけど、どんよりした天気にテンションも上がらず、淡々と走り続ける。

布部で麓郷をぐるっと回る道道を走ってみたり、美馬牛の手前でジェットコースターの道にも寄ってみたりしたけどこんな感じ。

こういうときは一人だとほんとテンション下がるとこまで下がってしまっていかん！

というわけで、同類を求めて美瑛のポテトの丘ユースで今日は宿泊。

その前に、道の駅でお客さん待ちをしていたどっかのとほ宿の人が、時間あるからと駅の東側のお勧めスポットを案内してくれた。曇ってたけど、だーれもいない丘の道がなかなかよかったのでとりあえずGPSでポイント登録。これが後に役にたつのだよ。

ユースではF650の人がいて色々話した。楽しかった♪

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明けて翌日。

ユースの前はこんな景色。曇っているけどとりあえずしばらく降らなさそうな感じだ。

パッチワークの丘の西側、R452から引き続き北上。市街地を走りたくないので旭川は東側の道道を繋いで迂回しつつR40へ。

名寄からK252へ入り、智恵文ひまわり畑あたりのダート道を走ってみたり、国道からわき道へ入った丘の上を探検してみたり（なんにもない丘の上に、ポツンと雷神宮っていう石碑が立ってた）。

 

気になっていたピヤシリ越林道はスルーして、雨が降らないうちに憧れの函岳へと長距離林道へ突入。

走りやすい～。と思っていたけど、加須美林道へ分岐して標高をあげて行ったら、真っ白になってきた。

む、無念だ。山頂からは何も見えなかった。買っておいたおにぎりを食べて、下山。

美深歌登林道は、峠の東側はうっそうとしてて、ちょっと怖い。熊出そうなんだもん・・・。

K120-K12-R275で音威子府へ向かっていると、またまた雨が～。降らなければ美深か中川のキャンプ場へと思っていたんだけど、雨の中でテント張るの嫌だったので宿を物色。

この辺って宿がなくて、探してるうちに時間は過ぎるし、こんなことしてるくらいなら稚内まで行っちゃえってことで、楽天で宿とってまたまた北上。手塩まで向かう途中でなんとか雨はやんだ。

どんより曇り空のオロロンラインをひたはしり、暗くなる前に稚内へ。どうもバイクではオロロンラインとの相性がよくないみたいだ。車で行ってたときはここで雨だったり曇りだったりしたことは一度もなかったんだけどなぁ。

宿の大浴場で汗を流して、向かいの店で赤い身のホタテ（めずらしいけどたまに出るらしい）なんかを食べて就寝。あーあ、しょっぱなから散在しまくり。

明日こそ天気回復してくれいZzzz

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2009北海道ツー1 プロローグ

 

金曜日。定時で退社後、留守中いい機会なのでクリーニング屋にあれこれ持っていってから、着替えだけ済ませてすでに荷物を積んで準備していたセローに跨る。

平日夕方なので首都高の渋滞が心配だったんだけど、いざとなったら川口へ抜けて外環経由で常磐道へ向かえば楽勝・・・なんて思っていたのが甘かった。なんと西新宿から池袋へ抜けるトンネルが大渋滞。ここに突っ込んじゃったらもうどこにも逃げ場がないよう。

あまりの暑さにクラクラしながらも、なんとかC2経由で常磐道へ。お見送りしてくれるっていうメールがめえさんから来ていたので、現在地をメールしつつ21時半に無事大洗港へ到着した。そしてふぁい＠さん、めえさん、まめぞーと合流できた。

シグボトルもらった。北海道はガススタ少ないからねー。北海道上陸して、スタンドでガソリン1リットル入れといた。

 

 

時間が心配だったので飯も食わずに来たので腹ペコ～だったんだけど、ふぁいさんめえさんがマック買ってきといてくれた。ありがたやありがたや。

23時ちょうど、乗船の案内があったので見送られながらフェリーに突入した。部屋に入って着替えて、缶ビール♪

商船三井の深夜便は全室1段ベッド。4人部屋で全員ライダーだった。

 

 

明けて翌日。雲がちだけどうっすら青空も見えるような天気。夜まではだらだらと過ごして、20時過ぎに真っ暗な苫小牧港に到着した。今夜だけは夜遅いので近くのビジホを取っていたので、直行してチェックインしたら駅近くの中華屋で晩飯食って（ここ、今までに何回行ったことやら）、就寝。フェリーでもたいがい寝たけど、ビールが効いたのか横になったらあっという間に撃沈。

ただ、中華屋のテレビで見た天気予報がいまいちで、ちょっと気がかりだ。

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2009夏 北海道ツーリングまとめ

昨日帰ってきて今日はお疲れ休み。明日から社会復帰なんだけど、できるか？ｗ

行きのフェリーでGPSの電波拾えたので、海上のログも取れた♪

	ルート	寄り道とか	走行距離
7/31(曇り)	夜に自宅出発。大洗からフェリー乗船	夜の西新宿～池袋のC2トンネルは大渋滞	160Km
8/1(曇り)	夜に苫小牧港に着き、苫小牧市内で宿泊	苫小牧駅近くの中華屋(毎回行ってるかも・・・)	6Km
8/2(雨のち曇り)	苫小牧～R235、K74、R237、R38を繋いで美瑛へ。	布部～麓郷の道道、ジェットコースター道路、置杵牛の丘陵	264Km
8/3(曇り時々雨)	美瑛～R452、K37、R40で名寄。K680を経て美深歌登林道～K120、K12、R275、R40、K551で天塩、K106(オロロン)で稚内。	道内初の林道、函岳(真っ白だった)、オロロン街道	407Km
8/4(曇り)	稚内～R238(途中エサヌカ線、コムケ湖北岸)、網走	エサヌカ線、コムケ湖北岸の林道 曇天に嫌気が差してどこにも寄らず。。。	361Km
8/5(曇りのち晴れ)	網走～能取岬一周～R39、R243で屈斜路湖～K42、R243、R391、K1040、K885、K150で中標津	能取岬灯台、女満別の丘、美幌峠、屈斜路湖北岸林道、川湯温泉、和琴半島、900牧場、多和平	269Km
8/6(晴れ)	中標津～開陽台周辺の直線道路～K8、R243、R44で花咲～K142、R44で釧路	北19号、新酪農村展望台、花咲ガニ、落石岬周辺、夜はPOPさんと一緒に	344Km
8/7(晴れ)	釧路～R391とダート2本繋いでコッタロ～K53、R38(途中K1038)、K62、R236で帯広	釧路湿原、音別のR38旧道、昆布刈石、幸福駅、十勝川温泉	286Km
8/8(晴れ)	帯広～K133、R274、R237、K298、K353、K966で白金	十勝牧場の白樺並木、布礼別川沿いの林道、青池、吹上温泉	365Km
8/9(晴れ)	美瑛、美馬牛～K70、K759、K135、R452で夕張～K38で岩見沢～高速で小樽	パッチワークの丘、幸せの黄色いハンカチ	330Km
8/10(晴れのち曇り)	小樽～札幌～R453、R276で京極(支笏湖経由)～K97、K230、R230で洞爺湖～K981、道央自動車道で苫小牧(フェリー乗船)	滝野霊園のモアイ、京極の湧水、有珠山の西山火口散策路、昭和新山	361Km
8/11(晴れ時々曇り)	大洗でフェリー下船～帰宅		158Km
			3311Km

 

 

道内のログはこんな感じ。

前半は天気に恵まれず、テンションもあがらなくてもう帰ってしまおうかとか考えてた。後半はうってかわって好天続き。ただし北海道らしからぬ暑さと、前線の影響で湿った空気が入ってくるのか、いかにも夏の北海道といったようなすかっとした晴れはなかった。毎日朝は霧だったし。

というわけでなんとなく不完全燃焼な感じだったんだけど、2年ぶりだったし林道も走れたし次に晴れを狙って行きたい場所も残ったし(特に道北！)、今回の次回の下見ってことでｗ

でもなんだかんだ言って、9日間も道内にいたのは今までで最長だ。

ツーリングレポートはこちら。

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